『決済サービス勢揃い!特徴を比較』WooCommerce Meetup Tokyo #3 ネット決済勉強会

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茅場町のコワーキングスペース Co-EdoでWordPressのECサイトプラグインである、WooCommerceの勉強会「WooCommerce Meetup Tokyo」の第3回が開催され、参加してきました。

第3回 WooCommerce 勉強会 ネット決済勉強会 – Tokyo WooCommerce Meetup (東京都)

今回のテーマは、ECサイトと切っても切り離せない関係にある決済プラットフォームです。
各決済モジュールを提供する企業のサービスを説明するLT、決済関連の質問に直接答える座談会などが行われました。

 

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GMOペイメントの豊富な決済手段

この日集まった決済会社はGMOペイメント、PayPal、STRIPE、お店、ページェント、ヤマトファイナンスでした。

WooCommerceを使った新規のECサイトで決済プラットフォームはどれがいい?

ぼくも実際に座談会で質問させていただきました。質問内容は「商品数が30~50点数あり、月間のトランザクション (商品の購入) が100件に未満の新規ECサイトを作成する場合は、どの決済プラットフォームを活用するのがよいでしょうか?」という質問をしました。

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座談会の様子

各社のセールスポイントと、もしそういった相談受けた場合はどのように自社のプロダクトをどう提案するかという質問を各社に答えていただ来ました。

GMOペイメント

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後払い、コンビニ払いなどの決済手段が豊富なことがセールスポイント。
現状では職人工房さんが提供する、有料のGMOペイメントプラグインを利用することによってWooCommerceでも利用可能。

決済だけではなく、集客支援サービスがあり開店後のプロモーションのお手伝いも可能。

PayPal (ペイパル)

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クレジットカード決済-PayPal(ペイパル)
イニシャルコストもランニングコストもなく、決済手数料だけですぐ利用することができる。
ユーザーグループのミートアップも毎月開催されているので情報交換や質問がしやすい環境がある。

PPUG – PayPal User Group – ペイパルの使い方・API・事例の情報交換のためのユーザーグループ

決済手数料はSTRIPEより若干高いが、決済が行われれば即時PayPalアカウントに反映されるし中2日程で支払いをしてもらうことも可能。

なによりもPayPalというブランド力が安心感と決済障壁を超える手助けになる。

Stripe (ストライプ)

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Stripe
前述のPayPalと同様にWooCommerceでECサイトを構築する場合の二大決済プラットフォームの一つされ、イニシャルコストとランニングコストはなく決済手数料のみで即日利用可能。
ユーザーグループも発足されているので、こちらも同様に情報交換や質問がしやすい環境がある。

特筆すべきはユーザー登録をせずにクレジットカード決済と情報登録ができるという点である。
しかし現在は管理画面は英語のみ、英語が苦手な日本人は手間取ってしまうだろうが近いうちに日本語対応されるらしい。

ペイジェント

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クレジットカード決済代行ならペイジェント – 三菱UFJニコス×DeNA
イニシャルコストはかかるが手数料は比較的に安目らしい。コンビニ決済やキャリア決済など日本独自な決済方法に対応しているのが強み。

Omise

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Omise: 開発者向けクレジットカード決済サービス
他のプラグイン同様にプラグインなどですぐに導入することが可能。維持費は無料。
返金処理がアプリで気軽におこなうことができるのが魅力。

ヤマトフィナンシャル

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通販・企業間取引の決済代行サービス・ヤマトフィナンシャル株式会社
現在はWooCommerecのプラグインはなし。数ヶ月以内にローンチしたいと思っているらしい。
宅急便と決済を一元管理して業務全体の効率化を図ることができる。


結局どの決済サービスがいいの?

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売る商品やターゲットなど判断材料となるもが多いためこれが良いとは言いづらい状態です。
しかし、新規に立ち上げを行う場合は挑戦 (チャレンジ) といった意味合いもあるので初期費用やランニングコストは極力控えて即日開設できるものが好ましいかと思います。

ということで「まずはPayPalかStripeで始める」というのが結論になるかと思います。

  • 世界一有名な決済サービスでブランドの安心感を利用したい方 『PayPal』
  • 離脱率を下げるために決済サービスの登録なしにすぐ利用したい方 『Stripe』

と、ざっくりこんな感じになるのではないでしょうか。
個人的にはPayPal User Group (ペイパルユーザーグループ)で活動しているのでPayPal押しですが、あらゆる決済方法に対応したい場合はGMOペイメントやペイジェット、アジアに展開するつもりのあるショップはOmiseを使うなど業種やビジネスモデルによって大きく変わってくるかと思います。

自社のサービス以外でなにを選びます?

会場では「もしみなさんが今の会社を退社し新しくEC事業をおこなう時に、今の会社以外の
サービスだったら何を使いたいですか?」という質問が出て、登壇されている担当者の方々はとても困った顔をしていましたw

結果はこんな感じ。

  • GMO ⇢ STRIPE
  • 実装が簡単
  • 今のトレンドな気がする
  • STRIPE ⇢ Omise
  • ブロックチェーンなどの最新のことをやろうとしている
  • PayPal ⇢ STRIPE
  • 思想がにている
  • やれることも似ている
  • Omise ⇢ GOM & STRIPE
  • 立ち上げた後が心配だからサポート含め (お金があるなら) GMO
  • リアルに考えると開店のスピード感も含めStripe
  • ペイジェント ⇢ Omise
  • 事業に共感できる
  • ヤマト ⇢ STRIPE & PayPal

決済サービスで売上が大きく左右されることはない

サービスの紹介を聞いていて、終始気になったのは「実際にサイトはどんどん立ち上がっているのだけどトランザクションが少ない」という悩みがユーザーにあるという事。

『商品が沢山売れるツールや決済方法・サービスはなんですか?』

という聞かれても、ただのツールだということを理解しないといけない。
「あくまで売るため・決済するためのツールなので、大事なのはやはりどうやって独自性をだして物を売れるかというところになってくる」とWooCommerec Meetup Tokyoのモデレーターである職人工房の田中さんは言っていました。

同氏が公開するWooCommerecの日本語化プラグインは2年前から次第に増加しており現在は20,000ダウンロードを超えおり、利用者も着実に増えている。
海外では月間の売上が1億円を超えるWooCommerecを利用したECサイトの事例もあり、日本でも4000~6000万円の月間売上を出す企業もでてきているらしい。

WooCommere Meetup Tokyo #3の感想

他にも関税やマニュアルの有無、サポートの話題などと為になる情報が沢山聞けた勉強会でした。
2018年に現在のモジュールタイプが使えなくなっていき、トークンタイプの決済方式が導入されるなどの、これからの決済に未来が垣間見えたのも興味深かったです。

WooCommerecについての感想は、利用者と利用したい人は増えているのだが作り手や、使い方を細かく教えるものがまだしっかりと存在していないことが課題としてあがりました。
実際にWooCommerce自体の日本語化も完璧ではありませんし、WooCommerecの日本におけるコントリビューターもまだ少ないという問題があると思います。

WordPressが大好きな僕としてはWooCommereceがAutomatticに買収されて、ECの機能がコアではなくプラグインとしてWordPressに影響を与えることは興味があり楽しいところなので僕も貢献できるようにしていきたいなと改めて思いました。

この記事を書いた人

Susumu Seino

1988年東京都足立区生まれ。9歳からコーディングを始め、中学校を卒業の後に26歳でwebプログラマーとして独立。WordPress を専門としたwebメディアの企画・制作・運用の会社をエストニアに創業。著書に「ビジネスサイトをこれからつくる WordPressデザイン入門」「現場のプロが教える WEBデザイン 新・スタンダードテクニック37現場のプロが教える WEBデザイン 新・スタンダードテクニック37」など