テクノロジーの自由と平等

後述の記事を知人がシェアしていたので、その記事に対して見た感想です。

セールスフォース・ドットコム、同社のSaaSを用いた銃や火器の販売を全世界的に禁止 - Publickey

ざっくりまとめるとセールスフォース・ドットコムが提供する統合マーケティングサービスの利用を禁止する項目を追加した。加えられた対象は銃火器の販売で、スパム行為、違法行為、マルチレベルマーケティング (ネットワークビジネス・ねずみ講) に加えて禁止される項目とされました。

WordPress やオープンソースを愛する僕は「許されない!テクノロジーから自由を奪ってはいけない!」と言うように見えるかもしれませんが、GAFAや世界を代表するテクノロジー企業の代表の決断と定義するとよいことに感じています。

オープンソースでは自由が最重要視され宗教・年齢・思想・人種に関係なく自由が守られ、その権利はソフトウェアにも適用されます。すなわち オープンソースかつGPLな WordPress を用いてエッチなサイトや違法サイト・犯罪者集団のサイト・銃火器を扱うサイトを作成してもよい。それは守られた自由ということになります。

この考え方については少し過激な表現が入ってしまいましたが、僕は全面的に支持していて僕の思想に大きく近いところもあります。

しかし、テクノロジーには中立であって欲しい、すなわち自由と平等を両立した状態を保って欲しいと思っています。現在はテクノロジーは自由主義のもとに大きな企業や組織・団体または使い方を知っている人に対して大きな恩恵がある状態にあるというのが僕の見解です。

アメリカの選挙での出来事のように政治的思想やイデオロギーさえもマーケティングとテクノロジーによって変わってしまい、今や自分ではない誰かが自分以上に自分を知っている世の中になりつつあります。また、そのことも個人は知らず平等とは程遠い状況にあります。初めは顧客に商品をさらに売って利益をあげたいだけだったのに、その手段は人の行動を変える洗脳にも似た効果を持っています。

「銃火器を禁止した!素晴らしい!」といっているのではありません。ビジネスという営利活動の中で人の人権や守りたい自由を奪うのを阻止しようと決断したことが物事を良い方向にすすめていると思ったのです。

何かを禁止すれば競合他社に遅れをとります。収益をあげることができなくなります。国や企業はそれができずに変えたい未来があるのに行動ができないことがある中で企業として明確に組織のしめす方向と向かいたくないものを決断したのは称賛に値すると思いました。

一般的には自由と平等は対立する思想であり、昨今のテクノロジーは自由な状況にあり自由主義のもとで圧倒的に使われています。

人の守るべき自由と権利が重要でテクノロジーのために人の権利や自由を奪ってはいけない。インターネット大好き人間としてはその逆も同じく思います。