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アドレスホッパーが感じる不安や苦労

どうも。年老いた象や病気の象を保護したり治療する施設で泊まり込みでボランティアをしていてヘトヘトなのですが「アドレスホッパーになってから大変のことは?不安は?」と質問をいただいたので、より多くの人に有益な情報になるように少しまとめたいと思います。


その前にちょっと自己紹介。

2015年にフリーランスのwebプログラマーとして独立。2016年から世界中のコワーキングスペースで働きながら海外のテックカンファレンスに参加し、場所に依存せずに生活するライフスタイルを実行する人たちをお手本に実践をはじめました。

2018年には東京・国内(東京以外)・海外と1年を三等分して移動しながら生活するライフスタイルをおくり、結果として東京と瀬戸内海の小島「男木島」に合計で2つ拠点を持つことになったのですが「さーもっと素敵な場所を探すぞ!」と意気込んだのも束の間、実際に滞在していなくても1日の生活コストは上積みされて「維持をするために仕事をする」といった状況になっていました。2019年には結婚し2020年はライフスタイルデザインのために夫婦で1年間かけて世界各地のライフスタイルを経験するためにアドレスホッピングをしています。

東南アジア・オセアニア・中東・ヨーロッパ・アフリカ・南米・北米を周遊する予定です。


まずは「大変なこと」を重要なものを3つあげてみます。海外ノマドに偏ってしまっています。

  1. 衣食住の決断スパンが短いので精神力と体力を使う
  2. 長期用の荷物の置き場所
  3. クリーンな飲料水と生活用水の確保

衣食住の決断スパンが短いので精神力と体力を使う

一定の期間同じベースがあると生活が安定しますし、近隣の飲食店やスーパーなどの環境で自分のペースをとりやすくなります。しかし移動すると不確実性が増えますし、長距離の移動は体力を使います。また「食料品、水回り、インターネットなどのライフライン」「騒音やアクセスの悪さはないか」などを考えて場所を探して決断するのは精神力が消費されます。まとめてやっても大変ですし、都度決めるのも大変な日もあります。

先日、脱水症状を起こした日にチェックアウトして寝台列車に乗らなければいけず有料でレイトチェックアウトをして寝台列車で泥のように寝ました。

改めて長期で滞在できる拠点の素晴らしさを実感しました。(飛行機だとしんどかったので寝台列車のよさも痛感しました!)

長期用の荷物の置き場所

現在はスーツケースとリュックを1ずつ持って移動生活をしており、数ヶ月ごとに大陸間を移動しある程度ベースの都市を定めて荷物を置き(置かせてもらい)そこから小旅行に行くスタイルで旅をしています。

友人や知人のご厚意で荷物を預かってもらうこともありますし、迷惑をかけてばかりもいられないので空港や鉄道の預かりサービスも活用します。

また日本にも1年使わないあろうけどすぐに残しておく価値があるものはサマポケ(サマリーポケット)というアプリで預けているものが確認できる収納サービスを活用しています。

https://pocket.sumally.com/

ベースが日本であれば ecbo cloak や荷物預かりのマッチングサービスを利用すれば費用を抑えることができます。

https://cloak.ecbo.io/ja

クリーンな飲料水と生活用水の確保

日本と同じレベルで日本人が水道水をタップオンで飲める国は多くありません。しかし近辺に水を手に入れられる場所がなかったり遠かったりした時は蛇口に頼るしかありません。また旅行者の利用するペットボトルの多くはリサイクルされないという話も聞いたことがあり、プラスチックを必要以上に使うのも気が引けます。

僕たちは生活用水(歯磨き・調理など)を蛇口からタップオンして Grayl(グレイル) というポータブルろ過器を使って 99.999% の菌やバクテリアを濾過して使っています。ろ過フィルターは交換式ですが、2人だと1ヶ月経てば濾過に時間がかかるようになり交換時期が近づいてるのがわかります。

水筒にもなるプレス式の水のポータブルろ過器で99.999% 菌やバクテリアを濾過する

水のろ過器は「飲める水をキレイにおいしくするタイプ」と「飲めない水を濾過して飲めるようにするタイプ」があります。海外で使う場合は後者一択で選び方は必要量に依存します。量が圧倒的に多い場合は置型のポータブルろ過器を選択するとよいでしょう。それ以外はサイズと容量を見て許容できるサイズ感と使用量のバランスをとりましょう。

僕はグレイルのジオプレスという一回り容量が大きくカートリッジの寿命も長いモデルにしましたが「1人用で使うか分からない」という人にはウルトラライトコンパクトのモデルがおすすめです。

また海外ノマド・デジタルノマド的な生活にフォーカスするとさらに問題は広がります。

  1. 海外でのATMによる現金の獲得
  2. 怪我や海外の医療保険について
  3. 電話番号はIP電話が基本・ネットは現地SIMとVPN

展開していくとすごい文量になってしまので、細かく聞きたいところがあればコメントかメンションください。動画で話していることもあるので動画だけ紹介しときます。

https://susu.mu/archives/3575/

つぎに「不安なこと」ですが、特にありません。もちろん大変なこととして現実化してはいますが、場所にとらわれないロケーションフリーなライフスタイルを始める前の方が「こうなったらどうしよう」「なにか大変なことがおきるかも」と悩むことに多くの時間を失っていました。収入と支出のバランスはやはり気にするので物価も考慮して日単位で支出を把握し計画するのは大事です。

マネーフォワードのアカウントを共有して使ったら入力するように協力しています

時事的にコロナの情報はつねに追うようにしています。感染者の人数を見て制限がかかりそうな国やエリアは把握する必要があります。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/

また入国制限がどのようになっているかも毎日確認しています。最終的には予防して確認する以外はどうしようもないのでコロナだけではなく最悪の事態をつねに想定しておくことは重要かと思います。

外務省の「日本・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制

「アドレスホッパーになってから大変なことや不安は?」というよりも個人的な内容も濃いめですが、こんな感じです。リクエストと体力があればさらに細かいところも書きます!

時間・場所・マインドセットを自由にする

読書が好きで昔からライフスタイル、コミュニケーション、ライフハック関連の実用書を好んで読むようにしている。多い月は5冊くらい読んで、少なくても1〜2冊は読むので Kindle はかかせないけど最近はオーディオブックなどの音声で読む?ことも多い。

直近で読んだ本はここ数年でも結構打率がよく、自分の考えや生き方を肯定してくれるような答え合わせな書籍ばかりだ。(自分が好んで選んでいだけかも)

その中でも今読んでいる“「週4時間」だけ働く。” は、僕は独立してからこの5年間に実践してきて考えついた答えに近いところが多くある。去年まとめたデジタルノマドになるための重要なステップの中には時間・場所・マインドセットを自由にするという重要な段階があることを明記していたが、まさにその考えを同じように詳しく解説している。

僕はお金を手に入れるために時間と場所の制約を受け入れたが、独立してからはその逆で時間と場所の自由を手に入れるために仕事やお金を手放した。その結果、以前よりも多くのお金と自由に恵まれた。

まだ3章までしか読んでいないのだがおそらく考えていることはほとんど同じで、2020年に世界一周しながら実践して発信していこうと思っている価値観をさらに磨くために有意義な一冊になるのは間違いないだろう。


また、2月1日に開催される mgn Inc. のイベントで話す内容にも関係してくるような気がする。まだ明確には何を話すかは決まっていないが僕のライフスタイルやマインドセットをベースに「なぜ世界一周をするのか」「エストニアで会社をおこした理由」などについて話すことになると思う。

その中では物語の持つ影響力を体感してもらうために、冒頭であ「朝起きて不機嫌な退屈な働き蜂」と「電車の中で騒ぐ子供とボーッとする父」の物語を話して来場者のみなさんに考える時間を設けたいと考えていた。

これは先月読んだ 21 Lessons にも書かれていたとおり、人は物語が好きで信じているという事実と深い関連があるだろう。僕たちは自己重要感を求めて物語を理解し引き込まれ自分の人生を使っていく。どんな物語を紡ぐかは自分次第だということをいつも心にとどめておきたい。

2020年「世界一周」「デジタルノマド」「新しいワクワクを見つける」

僕たちにとって挑戦的な年がはじまった。個人的な挑戦でもあり、二人のスタートでもあり入学式のようなワクワクを感じながら準備をすすめている。といってもほとんど準備は進んでいなくて本気でやらなきゃいけない一ヶ月になそう。

「なんで世界一周に行くの?」と知人が聞くたびに自分の考えていることが磨かれていき、出発の前から自分にとって良い影響を与えている。それが旅行中にはもっと磨かれる。それは発信をして形を変えて自分たちの経験になるだろうと思うと夜も眠れない。元々あんまり眠れないのに…。

2019年は年始の目標を5〜6年ぶりにたてなかった。目標をたてることに行き詰まってしまって理由がワクワクしていないからだと気づいたし、2019年は明確な目標が2つあった「結婚」「会社」「2020年の準備」という方向性を決める大きな目標があったからだ。

3月に結婚して10月に結婚式をした。あらためて自分のまわりで人生を構成してくれている人たちを知れて、その人たちの存在と影響を認識した。

11月にはエストニアというヨーロッパにある小さなデジタル国家で会社をつくった。これは独立を目指したときの30歳までに会社を起こすという自分との約束を守るため。事業はいままで通り出版社やウェブメディアの運用と開発の代理業を WordPress 専門業者としておこなっていくのだけど、移動しながら生活するライフスタイルとリモートワークについても関連した事業をおこなってきたい。そして、2020年の準備は真っ最中。

3つの大きな目標があったことで細かい目標をたてるよりも自由に1年を生きれたし、方向性を見失わないですんだ。自由に行動して方向性を見失わないようにすることが目標の素晴らしさなんだと気づいたし、これを2020年は意図的にやっていきたいな。

それにしても Pentatonix が歌うこの曲が素敵。

「世界一周」「デジタルノマド」「新しいワクワクを見つける」

まずは地球を一周して人々の紡いできた文化の知恵や美に浸る。いのちだいじにガンガンいこうぜ!

ITやデジタルデバイスを駆使して移動しながら生きるデジタルノマドとして蓄積したノウハウを実践してさらに磨きをかける。そして、発信する。

そのライフスタイルをとおして人生の源泉であるワクワクを探しにいく。文化を学んで自分はこの人生を使ってなにをしたいのか考える。そのための投資を惜しまない。

それを一人じゃなく二人で。